竹内氏の本はこれで2冊目である
『標高8000メートルを生き抜く登山の哲学』(kindle)は、半年前に読んだ。
その時の、一歩一歩が胸に迫るほどの緊迫感こそなかったが、
これはこれで生きる指針となりそうな言葉が満載で
原点回帰、好きな内容だった。
中でも、標高8000メートル以上の14座を達成したにもかかわらず、
実は普段は特にトレーニングなどもしないという点について
(登頂は30代が中心で、40代は2座らしい)
20代(までに)、多くの登山を経験して培った基礎体力などの蓄積が
大きいと書いてあったことに残念ながら納得。
※何故残念かは、自分の胸のうちにきく、ってアレだ
20代以降が下降の一途をたどるとは言えないまでも
鍛えた若い頃の貯金を切り崩しているような三四十代
厳しいかもしれないが、実際そういうことなのかもしれない
肉体の限界という意味では
しかも、低酸素の高度地域では、
過度の筋肉は酸素を消費する重り以外の何者でもない?
というのだ
衰えを緩やかに、
そして高山で命を守るための肉体を維持しつつ
これら偉業を達成してこられたようである。
しかも、マラソンにはマラソンの、水泳には水泳の、登山には登山の、それぞれの練習でしか達成できないものがあるという説明にも頷ける。
こんなクーラーがガンガンきいた部屋で
読んで偉そうに?読後感などおこがましいが
コレからも著者の珠玉の言葉たちを
時折読み返しながら
残る人生の道標として大切にしていきたい
いずれにせよ、腐った精神と怠惰な肉体、
傲慢な脳に喝(活)を!?
※ご安心ください!間違っても登山はおろか、マラソンとか、、、始めようなんて120%考えていませんから!それくらい水泳、水中ウォーキングは楽なものなんです、はい。楽な《運動》とは書いていないでしょ?