前回の続きです。
ユッカの画像を載せましたが、なぜか左上にPRという文字がでています。まぎれもなく自撮りです。PR写真ではありません。
この多頭ユッカ、どういう経過でそうなったのか不明なのですが、メインの木は5頭、その後倒れたものは3頭でした。幹から枝分かれしたということです。
それに中央部分に切り取った跡があるので、きっと伐採(剪定)したのでしょう。
結局、沿岸にありがちな強風や台風で一本が傾き、その先には鋭利な葉が何枚もあるため、伐採することを余儀なくされました。
しかし、今回は産廃には持ち込まず、それぞれ分割して植えました。
それでも高さを維持するには幹が養分を吸い上げきれなくて、頭の部分だけを残して植えかえるということになりました。
本体のことばかりで肝心の育て方とか土など環境に触れていませんが、ユッカとその仲間(塊根植物や多肉植物)はドライガーデンと呼ばれていて、湿気や水のやりすぎを嫌うようです。主にメキシコやアメリカの中でも砂漠地帯に生息し、ほかにはマダガスカルなどといった特殊な地域で棲息するものが多いせいか、いわゆる「ほったらかし」が良いとか耐寒性と耐暑性があると言われています。
実際、素人の私が言うのもなんですが、日光と土さえあれば勝手に育ってくれる世話がいらない、手間いらずな植物だと思います。
当地に来たときは死に体に近くて虫の息か細々とそこに植わっていたユッカですが、実は逞しく生命力と繁殖力が強いことを後に知ることとなります。
ここまで書いたら、「なぁんだ、何もしなくていいんだ?」と思われるでしょう?その通りなのですが、気を付けるとしたらジメジメした環境を嫌うので、水はけには気を付けるようにして、盛り土など周辺を高めにして水気が溜まらないようにはしています。
失敗はありました。
見事な葉を生き生きとさせていた一番元気だったものが、一度鉢植えにしてからまた地植えに戻したとき、なんと!こともあろうに?「根腐れ」を起こしていたのです。なんだか葉の色が悪くて成長が止まったように見えたので、一枚の葉を上に引っ張り上げてみたら、全体がグラグラして抜けるではありませんか!?
それで土を掘ってみると、そこには目も当てられない惨状が!!同時期に同じ環境、同じエリアに植えたものでそうなったものはなかったし、まさにそこだけたまたま狙われたとしか言いようがない、もっと早く気づいていればと後悔しても遅かったのです。
それからどうしたかというと、葉をすべて剪定し、根っこの部分を極力そぎ落とし、【オルトラン】を周囲に蒔いて植えなおしました。それから随分経っても何の変化もなく諦めかけたのですが、今では維持というか何とか生き延びようとだけはしているようです。かれこれ1年近く経過しても変り映えしないということは、ダメージは相当なものだったのでしょう。
【オルトラン】でなくても幼虫対策なら何でも良いと思いますが、植え替えるときは念のため入れておいたほうが、鉢植えの場合でも卵を産み付けにきますからね!
ガーデニングは天候や自然との闘いと虫や害獣との闘いと言っても過言ではないかもしれません。
まだまだ知識と経験不足なので試行錯誤は続いているのですが、、、
今年、ユッカは多種類の種を買って実生を育ててきたので、どの品種が当地に適合するのか、あるいは育てやすいのはどれか、などがかなりはっきりしてきました。
たまたま【アロイフォリア】が当地に適していたのか、品種自体が強いのか両方かもしれませんが、この一年でそれは十分に感じてきたことでした。
(続く)
広告・PR